私は幼いの頃、ものもらいができたわけでもないのに、眼帯を付けたがったり
また別にけがをしたわけでもないのに腕に包帯を巻きたがったりする子供でした。
なぜかそういうことに憧れを抱いていました。
そんな幼少期の頃の思い、共感してくださる方もいらっしゃるのではないかな?と思います。
子供の頃、そんな気持ちに更に拍車をかけたのが、子供の頃テレビでみた「裸の大将」というドラマです。
蘆屋雁之助さんが扮する、天才画家山下清さんの生き方を描いた1話完結型のドラマです。
毎回施設を抜け出して放浪の旅に出ては、その行く先々でちぎり絵を製作して、
「山下画伯」である事がバレて施設に連れ戻される。
そんな内容のドラマだったと記憶しています。
でも、本当の話では放浪した先で見つかって施設に連れ戻されてからちぎり絵を製作されたみたいですね。
全てを記憶してまるで写真を現像するかのように事細かく、ちぎり絵で再現されたそうです。
表現というよりかは再現という言葉のほうが当てはまるのかなと思います。
脳の中のカメラで、見た風景や場面をパシャリとシャッターして、ちぎり絵として現像する、
凡人の私が考えるに、こういうことだったのかなと思います。
こういう能力を持った人のことをサヴァン症候群というらしいですね。
そして前述していたとおり、この突き抜けた能力にすごい憧れを感じました。
私も、もしかして自分も⁉なんて思ってみるのですが、なにをやってもただの凡人、もしくはそれより劣ることばかりです。
もし、今この能力が手に入れば、マッサージに活かせたらなと思います。
お客様の身体をみただけで瞬時にお疲れの箇所を的確にほぐす、どんなお客様の身体にも即応できる、
こんな能力を身に付けたいものです。
まぁそういう風にうまいこといかないもの、それが人生ってもんですね。
さぁ、憧れに浸るのはこのくらいにして、今日も練習をしようと思います。