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columnツボって のおはなし

よく耳にする「ツボ」についてですが、

私たちの身体全身にあるとされています。

各部位ごとに、

合谷(ごうこく)

足三里(あしさんり)

湧泉(ゆうせん)

などの名称があり、マッサージ好きな方なら一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか?

 

世間一般でもみなさんご存知のこの「ツボ」ですが、実は形にないものなんですよね。

ここが「ツボ」といって押すことがあっても、

これが「ツボ」です。といって見ることはできないんですね。

 

人体をいくら解剖してもこの「ツボ」はどこにも見つからないんです。

 

そういわれたらそうですよね。

 

じゃあ、「ツボ」ってなんなん?ってことですが、

本名は「経穴」(けいけつ)といいます。

そしてこの経穴は、もとは中国の中医学に由来し経験的な知見により見出されたもので、重要な神経・血管・筋走行上に位置したり体性-内臓反射等で医学的関連があり、現在ではWHOにおいても治療効果が認められています。

中医学、漢方医学的説明では、経穴は「気と血」のエネルギーの通り道であるといわれる経絡上にあって、気血が出入りし、経絡が合流したり分枝したりする経絡状の重要なところです。一般的には「ツボ」と呼ばれ、また「穴(けつ)」とも呼ばれるように、熟練した鍼灸師が触診すると、微細な陥凹部としてとらえられる。鍼灸で診断や施術をする重要な部位です。

さすが中国4,000年の歴史ですね‼

 

そして、目には見えないこの経穴を触診でとらえるというのですから、もはや神秘すら感じます。

よくこの「経穴」と足裏の「反射区」がごっちゃになってしまいがちですが、

小難しいことは抜きにして、今回は経穴は点で圧を加える。反射区は面で圧を加える。

とだけ覚えておいていただきましょう。

だって奥が深すぎるんですもの。

 

また「反射区」については、いずれお話させていただきますね。

 

今回はこのくらいにさせていただきますね。

内容が奥深すぎてあまり「ツボ」を押さえたお話ができなくですみません。